「約束してくれ…頼む…」
俺がそう言って玲美の方を見つめると
玲美は俺の手を振り払った。
そして、俺を睨んだ。
「何でそんなに私の事邪魔するのかなぁ?私を捨てたのはひゅーの方じゃないの!」
「…………。」
「あーそっか。ひゅーは私を縛り続けるんだね?
そんなに嫌なの?私が楽しんでるのが気にくわないのっ…!」
玲美は俺に怒鳴り付けた。
そして、俺に背を向けて最後に言った。
「ひゅー…そんなにその子が良いの?自分に気持ちを向けてくれる人についていく方が楽だよ?そう教えてくれたのは貴方なんだから…」
玲美は俺の目の前で婚約指輪を投げ捨てて、
男と夜の世界へと姿を消していった。


