俺は停留所のすぐ隣にあった ベンチに目を移した。 すると、その真っ白なペンキで塗られた ベンチの隅に小さな字で一言。 『恋って何ですか?』 そう書いてあった。 「………分かんねーや…」 恋って、ただその子の事が好きで…愛してて… 忘れたくても離れねぇ…。 守りてぇってそう思うのが恋だって……。 「俺はそう思ってんのに。」 俺はいつの間にか『恋って何ですか?』と 書いてある字の下に思ったことをそのまま 名前ペンで書き足してしまっていた。 「って……俺はアホか…」