「もういい…お前なんか…」


ハルタが首をピクッとさせて俺の方を向いた。


「ひゅー…あたしは……」


俺はその言葉を言う暇さえ与えなかった。

そして、嘘の言葉をハルタに怒鳴り付けた。


「お前なんか大っ嫌いだ!」


夜の誰もいない公園に静かに響き渡った。

ハルタの目から涙が又、溢れていた。


俺はその場から立ち上がって玲美に粉々に、

ちぎられた幼い頃の写真と、ハルタから


無理矢理取り上げていた星の鍵の

ネックレスをハルタの掌にのせた。


「もう俺に頼るな。」


そう言って俺はハルタに

背を向けて歩きだした。