俺はやっぱり耐えられなくて…

自分の気持ちに嘘はつけなくて…


だからあの夏祭りの日、玲美に伝えたんだ。


「俺はお前を大切な幼なじみとしか思えない。」


って…。だけど、玲美は笑ってた。


「分かったよ、ひゅー。」


って、笑ってた…。


何故か少し寂しそうではあったけど、嬉しそう

にも見えたのは俺だけだったのだろうか?


そして、玲美とはぐれたのはそこからだった。


「ちょっとお手洗いに行ってくるね!」


そう言ってトイレへ入っていった

玲美を待っていた。


………ハズだった。


でも、何分たっても出て来ないし、

もうそこには玲美はいなかった。