「ごめん…ごめんね…っ。うっ………うぅっ…」


アタシは病院を抜けて駆け出した。

涙が溢れ落ちる。


誰のために流す涙なの?


この涙は誰のための涙なの……?


たった四文字の言葉を口にするには重すぎて

言いたかったのに…いつも心の中でしか

言えなかった………。


そして又今日もアタシは心で叫ぶんだ。


「ごめん…ごめんね…。」


って…………。