「……それは違っ………」 アタシが手を伸ばそうとしたとき、 緊急手術室のドアが開いて 中から医者の先生が出てきた。 「手術は成功しました。」 その言葉を聞いたとき少しホッとした。 中から眠ったままの玲美ちゃんが ベッドごと看護師さんたちに運ばれてきた。 雄星はそんな玲美ちゃんに寄り添い そっと抱き締めていた。 「井上さん…もう一人にしないから…」 そう言って抱き締めていた……。 大丈夫…大丈夫…。 アタシは雄星を信じてる。 雄星は…アタシだけの王子様だから…。