「分かった。僕が今日、余りで 貰った1つでよければあげるよ。」 「ほっ…本当ですかっ!!」 「うん。ハルタちゃんみたいにこのケーキを愛してくれる人に食べてもらった方がこのケーキも喜ぶよ。」 そう言って深空さんは私に小さなケーキ ボックスを手渡し、優しく微笑んだ。 「あっ…ありがとうございますっ!」 アタシはそう言って礼をした。 そして、アタシは必死で走って家に戻ってきた。