ーーーピーンポーン…


家中に響き渡るインターホンの音｡



｢はーい？｣


アタシがそう言ってインターホンに出ると

そこには……


『ハルちゃん！もう準備出来たーっ？』


そう言ってインターホン越しに微笑む雄星が

アタシの目に映った｡


｢出来てるよ！今､出るね｡｣


そう言ってアタシは玄関に飛び出した｡


ドアを開けるといつもと変わらない

優しい笑顔の雄星がそこに立っていた｡


｢はっ…///ハルちゃん…///｣


｢うん？何？雄星ー♪｣


アタシは下駄をカランコロンと鳴らして

雄星の前で微笑んだ｡