1人で食べたケーキは涙の味がした。 彼からの大きな愛に気付いてしまったら、 アタシはもうそこから動く理由なんて 何一つ見つからない。 だけど、アイツは言った。 『お前、俺に惚れてんだろ…?』 アタシが追いかけたのはアイツの背中だった。 アタシの大っ嫌いな……… 誰より大っ嫌いな太陽の少年だった。