雨が降ってきてるのにハルちゃんは

まだ家に帰ってこないから心配になって


僕は暗くなった空の下、傘をさして

学校にやって来たんだ…。



僕が灯りのついた教室のドアを

少しだけ開けて、中を確認したとき、


目の前に広がった光景を見て絶望した。


「は…ハルちゃん…っ!!///」


僕はドアを全開しないで良かったと思った。


すぐにその教室から離れて雨の中を

傘もささずに駆けていった。


傘は手に持ってるけどさしたくなかったんだ。

今はこうして雨に打たれていたかったんだ。