「雄星っ…もうやめてよ…。
玲美ちゃんとは離れてよっ…。」


アタシは雄星に抱きついた。

でも、雄星はそれに答えてはくれなかった。


「ハルちゃんは…僕をなんだと思ってるの?」


それを聞いたときアタシは胸がズシンとした。

何で…何がどういうこと?

雄星を何だと思ってるって…?


そんなの決まってる。


「大切な大切な…アタシだけの王子様。優しくっ て暖かい…アタシにとって雄星は特別なの!」


アタシは雄星の方を見て微笑んだ。

でも、雄星は悲しい顔をしたんだ。