何?アタシ、何かした?

何だか重い空気が流れ込んでくる。


その空気を一番に打ち破ったのが

ひゅーだった。


「あっ…俺、ちょっと菓子買ってくるわ。」



そう言ってひゅーは病室から出て、

さっと駆けていった。



打ち破ったというより

逃げていったというべきだったか…。


くそぉ…っ!!



アタシが下を向いてそんなことを

考えていると…



玲美ちゃんが声をあげた。


「ハルタちゃん、話があるの…。」


って……。


少し不思議に思った。


だってアタシが玲美ちゃんと話を

しようと思ってここに来たんだもん…。