教室に戻ると、隣の席でアタシを 心配そうに見てくる雄星がいた。 「ねぇ…、ハルちゃん何かあった?」 「な…何もないよ?」 「嘘だ。言ってくれないと僕、心配で 今夜は眠れないよ。ハルちゃん?」 「え…///!?」 雄星は少し困った顔をした。 こんな雄星、初めて見た…。 「雄星っ…アタシっ……アタシっ…」 アタシは思わず涙が出そうになった。 だって、言えないよ…。 内海日向とキスしたなんて…。