「あのときは、遊びたかったつーか。まーそーゆこと!」
何が遊びたかったよ!
あたしがその友達必死に慰めてたなんて知らずに!
「とりあえず、ニナはダメ。ニナ最近先輩と別れたばっかだから。」
そこまで言ってあたしは口を抑えた。
げっ・・・何あたしベラベラと
「えっ?センパイと付き合ってたの〜?そのセンパイとはどこまでいった?」
「はぁ!?知らないわよ!ってか知ってても言うわけないでしょうが!!バカ!」
「まーわかったわ。オレが自力でニナちゃん振り向かしてみせるわ!」
緒形はなにやら決心したようで。
「あっそ。ニナはあんたみたいなタイプ大嫌いだけどね!」
緒形と委員長決まったときのニナの嫌そうな表情が脳裏に浮かんだ。
「美和〜?探したよ!」
そのとき、ニナが走ってきた。
「じゃ!オレ頑張るわ!」
緒形はそう言い残すと走り去ってしまった。
変なヤツ。
でも、根は悪く無いヤツかも・・・

