「ラッキーアイテム?」
すると、また冷血王子は苦笑した。
「・・・っ、あーも!あんたには関係ない!」
あたしは立ち上がり冷血王子から鉛筆を奪い返した。
なんて、嫌なヤツ!
元に似てるどころか、王子様でも何でもないわ!
あたしは慌てて前を向いて、教科書に名前を書くことに専念した。
___________
_______
____
「今日はこれで終わりだ!明日から普通に授業だからなっ!では、また明日!」
先生がそう言いホームルームは終了した。
あー、やっと帰れるよ。
「ねーねー。今日この後、カラオケ行かない?」
桃香は異様なテンションでそう言ってきた。
「私、塾あるからパスね。」
と、麻央が。
「私も今日はやめとこうかな?」
と、ニナ。
「えーみんなつれないなー。美和は行くよねっ?」
そんな目をキラキラさせられても・・・

