「あ、あんた変なこと考えてるんじゃ……」
「んー、ヤっちゃう?」
「……はぁ?ふざけんな!こんなところで」
いやいや、違う違う!!
場所的な問題じゃなくて!!!
「ふーん。ここじゃなかったらいいの?」
何その獲物でも見つけた目は……
「ちが、違ううう!!!そうじゃなくて!!!」
緒形はふふっと笑っている。
くそぉーー。
「冗談に決まってんだろー?ここでするやつがいるかアホ。」
ムカ!
「ふざけんなよ!!バカ!!あんたなんか崖から落ちたらいい……キャっ」
びっくりして、心臓が止まりそう。
緒形がいきなり後ろから抱きしめてきた。
「これも……冗談でしょ?」
「……さぁーな?」

