先生は箱に入ったくじをみんなに引かせた。
はぁ、8番かよ。
ってか一番最後じゃない?最悪。
「お!オレ8ばーん!ニナちゃん何番?」
おいおい、嘘だろ?
「私は7番だけど……」
あたしはつくづくついていない女だと思った。
ペアはそれぞれ決まり1番の人から出発した。
「なんで、よりによって緒形とあたしなの?イヤーーー!!」
「オレだってな、ニナちゃんとがよかったんだぞ!!おい、トモ変われ!」
そう、伊月とペアになったのはニナだった。
「…は?うるさい女俺こそ願い下げた。」
なっ!!地味に昨日の仕返しすんなバカ。
だから余計に何も反論なんてできなかった。
やがて最後のあたしたちの番が来て山の中に入って行く。

