次の日も予定は変わらず新しい問題集をやることに……。
先生適当すぎでしょ…。
もっと解説するとかさ、ないの?
昨日と同じく伊月の周りには女子が、ニナの隣には緒形。
桃香はまた携帯を机の下で触っていた。
「あーどうしよ美和!!電波悪くて既読無視しちゃったよーー。どーしよお」
……しるか、アホ。
別れたくなーいとか泣き言を問題集が終わるまであたしは散々隣で聞かされることとなった。
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「ふぅ〜きもちぃーーー!!」
「ほんと、ここの温泉はいいよねー。」
なんとか問題集を終えたあたしとニナはお寺のはずれにある温泉に来ていた。
「桃香今頃泣いてるんじゃない?」
「携帯ばっかり触ってるから悪いの!ほっとけばいいでしょ」
それよりあたしはこの広い露天風呂を満喫していた。

