そう言って伊月はあたしの肩にブランケットをかけた。
言葉と行動がちぐはぐであたしはほそく笑った。
ほんとだ。亜矢子お姉さんの言うとおり不器用なヤツ。
「うん……おやすみ」
あたしは用意してもらったゲストルームに戻り広いベットに入った。
お姉に連絡しようと思ったけそのときには携帯の充電はなくなっていた。
まぁ、いいか。
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「あー寝れないよおー。明日テスト泣きそう……あ、今日か。」
あたしは深夜あまりにも寝付けず起きてしまった。
そーっとリビングのドアを開けると少しだけ電気がついていた。
「まだ起きてたの?」

