またここで君に逢えたら〜*I love you even if far*〜




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若干思考停止状態のあたしが伊月に連れて来られた場所は……


「何このタワービルは?」


見上げれば50階ぐらいいや、天国まで繋がってるんじゃないかってほどのタワーが……。


「タワービル?ただの普通のマンションだろ。」


ああ、そうでしたね。
伊月さんは総合病院の息子様でしたね。

これをただの普通のマンションなんて言う人がいるわけないですものね。



スタスタと入って行く伊月にあたしは土足で入っていいのかなんて考えながらもその後をついて行った。



中には、ホテル同様フロントがあってそこにはもちろん案内係みたいな人がいて……

あたしは頭がクラクラしてきた。


エレベーターに乗せられた着いたのは……


「な、ナニコレ!!?」


最上階と書かれたプレートには英語で伊月と書かれていた。

そして、この街を一隅できるかのようなガラス一面張りの窓。

そして、プールやレストラン、エステなんかもついてるだとか……


「ここの階全部い、伊月の家?」


「そーだけど。」


そーだけど。って普通に言いますけど、これ家じゃないよね?

普通のマンションじゃないよね?