またここで君に逢えたら〜*I love you even if far*〜




ほんの数日で噂はクラスから校内へと広がった。



「ねぇねぇ!あの噂ほんとなの?……伊月くんのやつ……」


お昼休みのことだった。

いつものように4人でご飯を食べている時いきなり桃香がそう言った。



「ほんとっぽいよ?彼女さん今日の最終便でフランスに戻るんだって。」

片手に持った英単語帳をパラパラめくりながら麻央はつぶやいた。



今日の最終便……!?

うそ……知らなかったよ。


あたしはふと男子の群れの中にアイツを探した。

いつもながら、あの中ではキラキラとした笑顔を振る舞いている。

まるで、噂が自分のことじゃないかのように。


アイツ……今日香穂ちゃんがいっちゃうって知ってるのかな……。



あたしの見つめている先が伊月だと知った桃香があたしの肩を抱いた。


「まあ、よかったじゃん!ライバルがいなくなって!」