「……え?今、なんて……」
「私とともはさっき別れました。」
そう、歯を食いしばりながら、涙を堪えながら笑顔でそう言った。
「……その原因はあたしですか?……あたしどうしよ」
一気に頭は真っ白になって何も考えられなくなってしまった。
「違うよ。違うの。美和ちゃんは関係ないです。」
「なら、どうして……?」
香穂ちゃんが答えるまで少しの間があった。
「お婆様の実家のフランスに帰ることになって……」
実家のフランス……
「私は元々身体か弱くて、帰ることになりました。」
と、香穂ちゃんは悲しそうに言った。
「だからって、別れるなんて……」
あたしは納得出来なかった。

