またここで君に逢えたら〜*I love you even if far*〜



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昨日委員会に遅刻して来たあたしたちはこっぴどく先生たちに怒られお昼休みに花壇の草むしりという雑用を押し付けられた。



「ったく、“誰かさん”のせいで俺がこんなことに……」



「そ、そんなの知らないじゃん!あたしは伊月を捜してたんだよ?そんな言い草ないでしょ」



蒸し暑いこの季節、もうすぐ7月に入る。
蒸し暑さのせいか、嫌な険悪モードに。




黙って草むしり続けること30分


「よし、終わっていいぞー。」


なんとか雑用をやり終えた。


伊月はさっさと軍手を片付け教室に戻ろうとしていた。


「伊月っ!ちょっと……」


そんなあたしの声も届いているはずなのに伊月はおかまいなしに姿を消した。