「だ、だって……伊月、全然あたしの話聞いてくれないし…委員会もサボるんじゃないかって……」 そんなあたしの言葉を聞いた伊月はため息をついた。 「お前、ほんとバカだな。」 「………え、?」 何を言い出すかと思えば……。 「先生らキレてんぞ。ほら、早く来い。」 「え……。あ、視聴覚室こっち……ーーーー」 「3階だって言ってんだろ!どんだけ方向音痴なんだよ。」 伊月はまたあたしの腕を掴んで視聴覚室まで誘導した。