「ふーん。あっそう。」
麻央は軽く桃香をあしらった。
「ええーーなんでみんなそんなに驚かないのー?」
桃香は麻央の態度が気に食わなかったらしく、ニナやあたしの腕を掴んだ。
「あーはいはい。驚いてるから」
ニナも軽く桃香をあしらう。
すると、桃香はシュンと小さくなってしまった。
・・・と思ったら、桃香は顔をあげニッコリと意味ありげな笑みを浮かべた。
「ビックニュースがあるの!これはみんな驚くと思うよ!」
「どうせ、桃香の家の犬がおすわり出来るようになりました。とかでしょ?」
麻央は呆れて側にあった机の上に座り脚をくんだ。
「違うってばー!まぁ、チロちゃんおすわり出来るようになったけど・・・もーーっとビックニュースなの!」
桃香は興奮してるのか足踏みをしている。

