君の笑顔に恋してる❤

「教えてよ~!」





「俺の話こそ、どーでもいいって。あ~、塩田は今日早速モテてたよな~」





あたしだって、塩田の話題こそどうでもいい。





そんなあたしの気持ちを知るはずもない佐倉と塩田。



















「お~、そうなんだよな。入学式の帰り、いきなり『メアド交換してください』って言われてさ」





「へぇー」





「おいっ、なんだよそのテンションの低さ……俺だってモテんだぞ?」





「で、交換したの?」





「するかよー。見たこともない女にいきなりだぜ?イヤだってそんなの」





「モテるために茶髪にしたんじゃないの?」





「そーだけどさぁ……いや、別にモテたいからじゃなくて…」





塩田はなんだかごにょごにょと独り言を言っている。