佐倉が選んでくれるなら、なんでもいーよ。




それにあたしは、佐倉のその笑顔を





側で見ていられるだけで満足だから。





「俺、炭酸系がいい」




「塩田は自分で買えよー!」





「なんで藤川だけおごりなんだよ」





「いーだろ」




なんか、塩田と佐倉でモメてますけど?











「も~、あんたはうるさい!塩田の分は、あたしがおごる」




キャ~、のんちゃん太っ腹!




のんちゃんが、塩田と佐倉の間に割り込んでいって、




サクサクッとジュースを買ったあと、それを塩田に手渡した。