君の笑顔に恋してる❤

「塩田~っ!」



あたしが叫ぶと、また先生の声が聞こえてきた。



「1組の生徒、黙りなさいっ!」



ひゃあぁ…。



また怒られちゃった。









だけどいつものように、佐倉は笑ってる。



あたしを見て目を細めると、また片方の上履きを飛ばしてきた。

 


あたしの足と足の間に、佐倉の上履きが、ちょうどピッタリとおさまる。



返そうと思って少し屈もうとしたら、佐倉はもう前を向いてしまっていた。









…あれっ、



返せないんだけど。