君の笑顔に恋してる❤

「むっ……ムリ……」





あたしは思わず、野上さんを探してみる。





最近の野上さんは、真面目なグループの女の子2人と仲良くなったみたいで、





よく一緒にいるのを見かける。




今日も、教室の隅の方で3人でお弁当を食べていた。




野上さんの位置から、ちょうど佐倉が見えていたはずだけど……




別になんてことなさそうに、お弁当を食べている。











「余裕なんだ……」




思わず口をついて出た言葉に、





「え、なにが?」





のんちゃんが首を傾げる。