「佐倉~、聞いてくれよ。藤川、盆にばあちゃんちに行ったのに俺に土産ナシだぞ?ありえるか?」




「そんなの、ないに決まってるだろ~。なんで塩田なんかに。なぁ?さくら」




佐倉はあたしを見て、ニコニコ笑う。




「そーだよ」




「おい、そこ!ふたりでツルんでんじゃねーぞ!」




塩田が口を尖らせてる。










……あたし、この関係を崩したくないな。




佐倉もきっと、




そうなんだね……。