あたしが聞きかえそうとしたとき、
マイクの声が聞こえてきて、突然あたしの前の席の女の子が立ちあがった。
え…何?
黒髪のロングヘアをなびかせ、小柄で華奢なその子は颯爽と前へ出ていく。
後で気がついたけど、
マイクの声はどうやら、
「新入生代表、野上志保」
と言っていたみたいだった。
「すげー。アイツ、新入生代表だって。どこ中出身だろ」
佐倉がほえぇと口をポカンと開けてる。
ステージに上がった野上さんは、キビキビとした動きで真ん中の教卓へと足を進める。
マイクの声が聞こえてきて、突然あたしの前の席の女の子が立ちあがった。
え…何?
黒髪のロングヘアをなびかせ、小柄で華奢なその子は颯爽と前へ出ていく。
後で気がついたけど、
マイクの声はどうやら、
「新入生代表、野上志保」
と言っていたみたいだった。
「すげー。アイツ、新入生代表だって。どこ中出身だろ」
佐倉がほえぇと口をポカンと開けてる。
ステージに上がった野上さんは、キビキビとした動きで真ん中の教卓へと足を進める。


