君の笑顔に恋してる❤

「お前、声デカい…」



佐倉が苦笑いするのと同時に、先生の声が聞こえてきた。



「1組の生徒!静かにしなさい!」



すっ…すみませーん…。



肩をすくめ、前を向き直るあたしとは対照的に、



佐倉は依然うしろを向いたまま。









「お前、怒られてやんの!」



軽く指さし、ニヤニヤ笑ってる。



だけど、同罪だから。



「佐倉のせいでしょー?」



軽い冗談だったのに、佐倉はうんと頷く。



「俺のせいだよなっ。よし、任せろ!」



任せろって……なにを?