ショック…。



「藤川、似合ってる!」



塩田があたしを見て、親指をつきたてて合図してくる。



塩田の評価はどうでもいいからっ。



「ありがとう」



あたしはそれだけいうと、ふたりから顔を背けた。










ああ…もぉ、佐倉ってば。



やっぱりあたしに、興味なんてないんだ。



拗ねたくなるけど、彼女でもなんでもないから



そんな態度とるのもおかしいし。



むくれそうになるけど、頑張って口元をキュッと引きしめる。