長袖のシャツを肘までまくり、



そこから見えている腕は、ほどよく日に焼けている。



見つめられるとドキドキしちゃう、



佐倉の大きな瞳も…



今は長いまつ毛に覆われている。









手を伸ばせば、



すぐに触れられる距離にいるのに、



これ以上近寄るのが怖い…。



それは、



あたしと佐倉の、



心の距離と、



比例しているようで…




なんだか、もどかしい。