「それが楽しみなんだ…？」




「そうそう…そのぐらいしか、楽しみねぇから」





うわ…そっか。




あたしがいるからとか、そういう意味じゃなかったんだ……。




あたしひとりで、勝手にいいように考えてた…。













「あたしは楽しみだったよ…」





ボソッと呟いてみる。





今あたしができること。




これだけで、精いっぱい。




これ以上は……ムリかも。




ここで、佐倉が「なんで？」とかって聞き返してくれたら、




話しやすくなるのになぁー…。