君の笑顔に恋してる❤

今だって、佐倉は野上さんにとられたまま…。




佐倉は上履きをブラブラさせながら、横を向いて野上さんとしゃべってる。





あー…




そうやってたら、また…。













――ポーン





と、昨日のようにまたあたしのところに、




佐倉の上履きが飛んできた。





「うわ」





「あ~、ゴメン」




佐倉が笑って立ちあがり、片足でケンケンしながらあたしの席にやってきた。





「佐倉~、ちゃんと履かなきゃ」





「だから入んないっつったじゃん」





「あ、そうだったね」