原田「平助の言う通りだ。


本当は怒っているんだろ?

普通は怒るはずだ。」





その言葉に、体が震えてくる。


“怒り”よりも“恐怖”が込み上げてくる。






紫羽「本当に怒ってはいないんです。





でも……


すごく怖かった。」



そう言うと同時に、涙が零れた。