紫羽「思い出したんだね、全部。」 斎藤「あぁ。」 紫羽「…ごめんね。私のせいで辛い思いをさせて。」 斎藤「いや。原因は俺のほうにある。 すまなかった。」 頭を下げる。 紫羽「…私ね、一くんだけは殺せなかったの。 一くんまで失うのは、耐えられなかった。」 そう言い紫羽は涙を流した。