?『…僕は斉藤一。』


俺の意思とは関係なく言葉が出てくる。


…それもそうか。



紫羽『ふーん。いい名前だね。一くんって呼んでもいい?』


斉藤『うん。』


紫羽『私のことは紫羽って呼んでね。

ところで、こんなところで何をしてるの?』


斉藤『…お使いを頼まれて町に行ったんだけど…


道が分からなくなった…』





それを聞き、紫羽は少し考え込む。