黒い蝶






紫羽「…わかりました。





では、始めから話します。

土方さんにも話していなかったこともありますし…











…………一くんには、少しつらい話になってしまうかもしれませんが…」







そう前置きして、紫羽は話し始めた。










紫羽「……まず、僕…いえ、私の名前は黒崎紫羽です。」





「「「「「!!!!!???」」」」」




紫羽の声が、女らしい透き通った声に変わる。