「ん?どうした、綾?」 「──忘れてた」 「えっ?何が?」 綾はあたしたちの方を向くと、 ペロッと舌を出した。 「あたし今日、歯医者あるんだったぁ~」 「はぁ!?マジで?」 太一がそう言うと、綾はハハッと、 笑って頷いた。