淳ちゃんは、しばらくして仕事があるからと去っていった。 今はバーでバーテンダーをしているらしい。 「本当は俺がついていてやらないといけねぇのに」 そうこぼしながら消えていった。 賑やかな、と言っても主に隼斗の悪口を罵っていた淳ちゃんがいなくなって、急に静かになる病室。 隼斗は口元をきゅっと結んだまま、下を向いていた。