それより…… 「隼斗は大丈夫だった? あの後、どうしたの?」 「あぁ…」 そう言って隼斗は気まずそうに笑った。 「何とかあの人たちから逃げて…… 警察に電話したら、覚醒剤の密売組織だったみたいで。 本当に危なかった」 すると、わざとらしく淳ちゃんが、「ケッ」と笑った。