「美優。 あのイケメン君と、どうなったのよ?」 月曜日、あたしの顔を見た瞬間、ニヤニヤと笑いを浮かべて近寄ってくる楓。 あたしを一人残して先輩たちと騒いでいたくせに、その辺りのチェックは怠らないらしい。 「べ……別に……」 慌ててそう取り繕うあたし。 だが、鋭い楓は察したようで。 意味深な顔で頷いていた。