そして数日後…… 隼人は晴れて退院した。 その日はこの年初めての夏日を記録して、熱い太陽の光が祝福するように降り注いでいた。 隼人のシャツから覗く腕には、まだまだ痛々しい傷が残っている。 それでも、隼人は明るく元気に新しい一歩を踏み出した。 「退院祝いに飲みにいくぜ!」 自分のことのようにはしゃぐ淳ちゃんを、 「駄目だよ。 隼人、まだ完全快復じゃないんだよ?」 慌てて止めるあたし。 だけど、 「……そうだね。 俺は、ぱあっと騒ぎたいかな」 隼人は予想外の言葉を発した。