「そうじゃねぇんだ。 だってお前……」 斉藤先輩は言葉に詰まる。 そして、その言葉を言うべきか戸惑った表情になった。 そこを、 「……言えよ」 冷たく言い放つ隼人。 教科書から目を離し、敵意のこもった瞳で先輩を見た。 斉藤先輩は明らかに怯えた表情になり、苦し紛れにこう吐いた。 「お前、童貞だろ?」