「……で、何の用? 北高の奴とは関わりたくねぇよ」 わざとそう言う隼人に、斉藤先輩は 「美優ちゃんも北高だろ」 そう言って煙草を取り出す。 そんな斉藤先輩を睨み、 「病室だ、ここは」 隼人は冷たく言い放つ。 相変わらず怖い隼人だが、斉藤先輩も斉藤先輩だ。 病室で煙草を吸うなんて、やっぱりどうかしている。 だが、無言で斉藤先輩は煙草をカバンに戻し、隼人も黙って教科書に目を落とした。