先輩たちはあたしをバーの外に退避させ、自分たちは再び建物へと入っていった。 腐っても淳ちゃんの仲間。 淳ちゃんを置き去りにすることはプライドが許さなかったのだろう。 自己中で強がりな先輩たちだが、仲間意識は人一倍強い。 あたしを見張るためにただ一人残った斉藤先輩は、あたしの隣にどかっと腰を下ろした。 あたしは、淳ちゃん以外の先輩と、一対一で話したことなんてもちろんなくて。 なんて言葉をかけていいのか分からずに、ただ俯いていた。