隼人の家の前であやちゃんと別れる。

あやちゃんはまたねと手を振って、兄の部屋へと急いだ。

あたしは、そんなあやちゃんを見送っていた。





あやちゃんは、隼人とどんな話をするのかな。

苦楽を共にした二人にしか出来ない話なんだろう。

隼人にそんな理解者がいるのは嬉しいけど、やっぱり少し寂しい。

あたしは、隼人のことをまだまだ分かっていないのかもしれない。