「隼人」 お父さんが余裕の表情でお兄ちゃんを呼ぶ。 「お前もヤるか?」 最低な言葉。 「隼人も……」 「ふざけんな」 その時、初めてお兄ちゃんが声を荒げていた。 あの優しかったお兄ちゃんが、信じられない言葉を吐いた。 「てめぇ……いつか殺してやる」 お兄ちゃんはそう言って、家を飛び出した。 それからだった。 お兄ちゃんが荒れてしまったのは。